手羽先の唐揚げ🍗

春の歌を利用してくれていたIさんが亡くなった。入院後「帰りたい」と奥さんに言っていたと聞いていた。Iさんの帰りたい場所は「家」というより「奥さんのところ」という意味だったと思う。
入院してから奥さんも寂しさと1人になる不安を「誰とも話しをしない日がある」と話してくれていた。
亡くなった後、直ぐに連絡をくれた電話の声もいつもの気丈な奥さんとは違っていて心配になり、春の歌のみんなに相談すると「奥さんの作った手羽先の唐揚げ食べたい」との声があがりました。

出会ってすぐの時「私作ったの美味しいから食べて」といただいて、その時いるスタッフと分けたのですが、食べていないスタッフもいて、亡くなったご主人も「(奥さんの作った)手羽先の唐揚げは美味いよ」と自慢していた思い出もありました。
とてもいい案だ!と、さっそく奥さんに頼むと快諾❣️
36本の手羽先を買ってきて春の歌で作ってもらいました。買い物も調理も手早く、長年の主婦の貫禄😳
スタッフとその家族の分を分けて、みんなお持ち帰り。子供が取り合って泣いたという話しも出るほど美味しかった🧡
「作り方教えたから今度は自分で作れるでしょ」と言われましたが、「あの味にはならないから、また作って欲しい」とお願いしたのでありました😆

月1くらいで作ってもらったらみんなも喜ぶし、奥さんとの繋がりも続くし、よし、そうしよう❣️