食べるためには食材の調達が必要で、作ったら洗い物が出ます。人が動くと埃や髪の毛が落ち、掃除が必要。1日に何度も行くトイレもいろんな人が使うと汚れます。出入りが多い玄関も同様。お風呂に入るとたくさんの洗濯物が出て、洗濯をしたら干して乾かし、乾いたら畳んでしまう。いつもみんなを乗せる車も、時々は洗わないと。
この頃は雨ばかりで、一雨ごとに冬に近づいているよう。冬支度もしなくちゃ。畑仕舞いは近所の方が綺麗にしてくれて、来年綺麗な花が咲くよと花の苗をうえてくれましたが、物置の整理をしてバーベキューの道具の片付けや、植木鉢の花の片付けもしなくちゃ。
日々、暮らしているとやる事がたくさん!その中で、春の歌に来る方達ができる事はお願いすると快く手伝ってくれます。認知症になり、全てを上手にできなくなってきて、自信を無くしたり元気がなくなったりしていますが、春の歌に来ると上手じゃなくてもいろんな事を頼まれて「ありがとう」「助かりました」と言われる。この前は「いろんな仕事をさせてくれてありがとう」と言ってくれた人がいたとスタッフから聞きました。
認知症になると「なんだかおかしい」ということを本人が1番感じています。「こんな自分は自分ではない」「こんなはずじゃない」と思っているけど、周りからは「私がするから座ってて」と言われる。座っているだけの1日が毎日続くと、「なんだかおかしい」と感じる事が増えていきます。何もする事がないと、色々考えてしまい気持ちが塞ぎます。
春の歌に来た時は「頼られる」「笑う」「時にはケンカをする💦」そんな時間が大切なのだと思います。













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